これってPMS?知っておきたいPMSの症状

「生理前になるとイライラする。」
「甘いものを無性に食べたい時などがある。これってPMSの症状?」
「どのような状態がPMSなのか知りたい。」

PMSの正式名は「月経前症候群」と言います。
生理前の不調は生理を経験されている方であれば、感じた事がある方も多いかと思います。
ですが、「PMSの状態で治療が必要なのはどのような症状なのか」「みんなある症状だと思っていたら実はPMSだった」という事もよくあります。
この記事ではPMSの症状についてご紹介していきます。
少しでも心当たりのある方は参考にしてみてください。

PMSとは・・

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PMSは生理が始まる前に起こるイライラや様々な痛みなどの不快症状のことを言います。
一般的な生理痛と違うのはこの“生理前”というところです。
不快症状が3ヶ月以上続き、日常生活にも影響があるという場合には注意した方が良いでしょう。
原因としては排卵後の女性ホルモンが影響していることや性格的な要因が関係しているのではないかと考えられていますが、はっきりとした原因は分からないままです。

具体的なPMSの症状

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PMSの症状は個人によって様々で、その月によって変化する方もいらっしゃったりと多岐に渡ります。
症状は大きく分けて
◯身体的症状
◯精神的症状
この2つです。
以下に詳しくご紹介していきます。
・身体的症状
動悸、頭痛、腹痛、腰痛、下腹部痛、めまい、吐き気、不眠、にきび、じんましん、疲労感、手足のほてり感

・精神的症状
とにかくイライラする、涙もろくなる、朝起きられなくなる、虚無感、集中力や記憶力の低下、神経質になる、怒りっぽくなる
このような症状が出ます。

ここに挙げたものは一例で、他にもPMSには様々な症状が現れます。
次にどうして個人によって症状の出方や強さが違うのかというお話をしていきます。

PMS症状の個人差はどうして起こる?

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PMSは出る強さや症状が個人によって大きく異なります。
出来れば軽い方がいいし、無いに越したことはないですよね。
ここではどうして個人によって症状に差があるのかというお話をしていきます。

①    ホルモンの影響

PMSに女性ホルモンが関係しているのではないかということは先述の通りです。
女性ホルモンの分泌には脳の視床下部という部分が関係しています。
視床下部はホルモンの分泌に関わる部分なのですが、ここは自律神経の中枢でもあります。
よって、「女性ホルモンの変動が激しい=自律神経にも変調を来しやすい」という事になるのです。
ホルモンの変動が大きい時期に差し掛かると、症状が重くなる可能性があるという事です。

②    性格的な傾向

PMSは真面目で几帳面な方に症状が強く出やすいと言われています。
また、普段はそうでなくともストレスや疲れが溜まっている時期や仕事に追われている時などには症状が強く出ることがあります。

以上のようなことがPMSの症状の個人差に関係しているとされています。
思い当たる点はありましたでしょうか?
ご自身のPMSの症状に波はあるのか、あるのであればどのような時に辛く、どのような時に比較的落ち着いているのかという事を記録しておきましょう。
そうする事で客観的に自分の症状を知って上手く対応出来るようになっていきます。

精神症状が強い場合にはPMSではない可能性も

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PMSの症状の中でも特に精神的な症状が強いという場合には「PMDD」という不調の可能性があります。
PMDDはPMSに悩む女性の中に約5%ほどいるとされています。
具体的な症状としては
・うつ気分や緊張感が強い
・情緒不安定で急に泣く事がある
・生活に支障が出るほど疲れる
・自己喪失感がある
・趣味や普段好きなものに対しての興味が薄れる

PMSとPMDDの見極めは難しいとされていますが、婦人科へ行くときちんと症状を聞いた上で適切な治療を行ってもらえます。
どちらの場合でも上記のような症状が出ている場合には早めに婦人科を受診してみる事をお勧めします。

まとめ

いかがでしょうか?
この記事を読んでくださっている方の中には、自分には関係ないと思っていたけど実はそうかも知れない・と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか?
PMSの症状の出方や強さは本当に十人十色で、「これがあるからPMSだ」と断定出来るものはありません。
そして、PMSの症状に悩んでいるという方は本当にたくさんいらっしゃいます。
ですが、きちんと診察や治療を受ける事で上手くお付き合いする事も出来ます。
日常生活に支障が出るほどに症状が辛い場合には我慢せずに婦人科を受診するようにしましょう。