【親指の付け根が痛い方へ】スマホや家事で悪化?整骨院が教える正しい対処法と再発予防

「スマホを触ると親指が痛い…」
「フライパンを持つだけで親指の付け根がズキッとする」

このような悩みを抱えている方が、近年とても増えています。

特に30代~50代の女性に多く見られ、家事や育児、スマホの使用など、日常的に手を酷使するライフスタイルが背景にあります。

今回は整骨院の視点から、「親指の付け根の痛み」の原因と対処法、そして予防法までをわかりやすく解説します。

親指の付け根が痛い人が増加中!まず知っておきたい基礎知識

現代の生活ではスマートフォンの操作や、掃除・洗濯・料理など手を酷使する動作が増えています。

特に親指は「つかむ・ひねる」などの動作に常に関与しており、日常生活の中で繰り返し負担がかかっています。

たとえばこんな日常動作が積み重なっています:

  • スマホを片手で長時間操作する(親指だけでスクロール・入力)
  • フライパンや洗剤ボトルを片手で持ち上げる
  • 子どもを抱っこしたり、荷物を持ったまま親指に体重をかける
  • 雑巾を絞る・瓶のフタを開けるなどの“ひねり動作”が多い

こうした習慣の積み重ねで、親指の付け根にある「CM関節」やその周辺の腱・靭帯に炎症が起こり、痛みへとつながっていきます。

また、親指の酷使に加えて、肩・肘・手首などの関節の柔軟性や姿勢バランスの乱れも、局所的な負担を高める要因となります。

さらに、女性は加齢やホルモンバランスの変化(特に更年期)によって関節や筋肉が弱くなりやすく、次のような背景があります:

  • 筋力の低下によって手や指に過剰な負担がかかりやすい
  • ホルモン(エストロゲン)の減少で関節の支持力が弱くなる
  • 家事・育児などで“利き手ばかり”を使うクセが抜けない

その結果、「少し痛む程度」だった症状が、ある日を境に強くなったり、慢性化していくのです。

整骨院では、こうした背景も含めて全身の状態を評価し、指や手首だけでなく“なぜそこに負担がかかったのか”を探るところから始めます。

親指の付け根が痛くなる代表的な疾患とは?

親指の付け根に痛みを感じるとき、考えられる原因はいくつかあります。
ここでは、整骨院でよく見られる代表的な疾患を紹介し、それぞれの特徴や注意点を解説します。

母指CM関節症

親指の付け根にある「CM関節」は、つまむ・ひねるといった動きの中心となる部分です。
この関節の軟骨がすり減り、炎症を起こすのが「母指CM関節症」です。

主な症状】

  • ペットボトルのフタを開けると痛い
  • 鍋ややかんを持ち上げるときにズキッとする
  • 親指の根元が腫れてきた、関節がゴリゴリ鳴る

原因と背景】

  • 手の使いすぎ(家事・育児・手仕事など)
  • 加齢による関節の摩耗
  • 更年期に伴う女性ホルモンの減少

ドケルバン病

手首の親指側を通る2本の腱(長母指外転筋・短母指伸筋)が、腱鞘の中で擦れて炎症を起こす疾患です。
産後のママやスマホを長時間使う人によく見られます。

主な症状】

  • 手首から親指にかけての痛みと腫れ
  • 親指を動かすたびにズキッとくる
  • タオルを絞る・赤ちゃんを抱く動作が特につらい

セルフチェック法「フィンケルシュタインテスト」】

  1. 親指を手のひらに入れてグーを作る
  2. 手首を小指側に曲げる
    → このとき、親指の付け根が痛めば要注意

その他に考えられる疾患

【関節リウマチ】

  • 両手の指関節に腫れ・こわばり
  • 朝の動き出しが特につらい
  • 全身に影響する自己免疫疾患の可能性あり

【手根管症候群】

  • 親指~中指のしびれや感覚異常
  • 手首の神経が圧迫されることが原因
  • 夜間や朝方に症状が悪化することも

【痛風】

  • 関節が突然腫れて激しい痛み
  • 高尿酸血症を背景に持つ方に多い
  • 親指の関節が急に腫れる場合は要注意

家事やスマホの使いすぎで、親指に違和感を感じ始めた方は要注意です。
初期症状を見逃さないために →
その指の痛み、ばね指かも?家事やスマホで悪化する前に知っておきたいこと

整骨院での評価ポイント

整骨院では、画像検査はできませんが、次のような視点から原因を見極めていきます。

  • 痛みの位置や広がり方のチェック
  • 動作時にどこに負荷が集中しているかの観察
  • 肘~肩・肩甲骨の動きや姿勢バランスの確認
  • スマホや家事の使い方のクセを分析

症名がわかることも大切ですが、「なぜそこに負担が集中してしまったのか」を探るのが整骨院の強みです。

自己判断は危険!こんな症状は医療機関へ

「まだ我慢できるから…」
「湿布を貼っておけばそのうち治るかな」
こうして痛みを放置してしまい、気づいたときには悪化・慢性化しているケースが非常に多く見られます。

親指の付け根の痛みは、早めに原因を見極めて対処することが大切です。
ここでは、受診のタイミングを見極めるチェックポイントと、医療機関での検査内容、整骨院での役割の違いについて解説します。

放置すると危険な症状チェックリスト

以下の項目に当てはまるものがあれば、医療機関の受診を検討しましょう。

✅ 親指の関節や手首が「腫れている」「熱をもっている」
✅ 指を動かすと“引っかかる感じ”や“カクンとした動き”がある
✅ サポーターや湿布をしても、数日たっても改善しない
✅ 他の指や手首、肘まで痛みやしびれが広がってきた
✅ 夜中や朝方に痛みで目が覚めることがある
✅ 物を握ったり、つまむ動作で強く痛む

これらの症状は、腱鞘炎や関節症だけでなく、リウマチ・神経障害・炎症性疾患などの可能性も含まれています。

病院(整形外科)で行われる検査とは?

整形外科では、次のような検査や診断が行われます。

  • 問診・視診・触診(痛む部位、関節の動き、腫れの有無など)
  • レントゲン検査(関節の変形やすり減りの程度を確認)
  • エコー検査(腱や靭帯の炎症・断裂の確認)
  • MRI(症状が慢性化していたり、他疾患が疑われる場合)
  • 血液検査(リウマチや痛風の可能性がある場合)

病院では、「疾患の特定」に向けた診断が主な目的となります。
診断がついた後は、保存療法(湿布・投薬・安静)、あるいは手術の適応が判断されるケースもあります。

整骨院では何をするの?どう使い分ける?

整骨院では、画像診断は行いませんが、「なぜそこに負担がかかっているのか」「どのような体の使い方をしているのか」を評価し、根本的なケアを行います。

整骨院のチェックポイント

  • 痛みの出る動作や姿勢の分析
  • 肘・肩・背中などの連動性の確認
  • 利き手・仕事・家事動作などの負担パターンの把握
  • スマホやPCの使い方、家事動線など生活習慣の見直し

整骨院が教える!親指の付け根が痛いときのセルフケア

親指の付け根に痛みが出たとき、まず大切なのは「これ以上の悪化を防ぐこと」です。
症状が軽いうちであれば、日常動作の見直し+正しいセルフケアで十分改善するケースも少なくありません。

ここでは、整骨院がおすすめするセルフケアの具体例と、やってはいけないNG行動について詳しく解説します。

1. まずは「安静」と「使い方の見直し」から

使いすぎを防ぐ工夫

  • スマホはできるだけ両手操作にする
  • 掃除・料理なども左右交互に使う意識を持つ
  • フライパンや買い物袋は両手で持つ
  • 手に力がかかる動作(瓶を開ける、雑巾をしぼるなど)を控える

テーピングやサポーターの活用

  • 関節を安定させるテーピングは、動かすことで悪化する腱鞘炎に効果的
  • 市販の親指サポーターも、安静を保つサポートに便利

ただし、長期間使い続けると筋力低下を招くこともあるため、「使う時間帯を限定する」「夜間だけ」など工夫が必要です。

2. 痛みが落ち着いてきたら行いたい「ストレッチ&マッサージ」

炎症が強いときは、まず冷却と安静が最優先ですが、痛みが落ち着いてきたら、血流を促すセルフケアを取り入れましょう。

ストレッチ①:親指の開閉ストレッチ

  1. 手のひらを開いて、親指を外にぐっと広げる
  2. ゆっくり戻す(10回)
    → 親指の柔軟性・動きのスムーズさを取り戻します

ストレッチ②:手首の反らし運動

  1. 反対の手で手首を軽く持ち、手のひらを反らせる
  2. 手のひらを下にして、同様に手の甲を押して伸ばす
    → 前腕の筋肉をゆるめることで、手首や親指への負担を減らせます

セルフマッサージ:前腕(腕の内側)のほぐし

  • 手首から肘の間の“硬いスジ”に沿って、指でやさしく押し流す
  • 強く押しすぎず、気持ちよい圧で行うのがコツ

親指を動かす筋肉は肘に近い場所から始まっているため、「腕のマッサージ」も非常に有効です。

3. 動作時の“負担を減らす”意識を持つ

一度症状が出た方に多いのが、「知らないうちに同じ動作を繰り返してしまう」こと。
整骨院では、日常の動作指導も重視しています。

見直すべきポイント

  • 肘を伸ばしたまま重いものを持ち上げていないか?
  • 親指だけでスマホやタブレットを長時間操作していないか?
  • 肩~腕の連動がうまく使えているか?

これらに心当たりがある場合は、関節の使い方・姿勢を変えるだけで大幅に痛みが軽減することもあります。

4. セルフケアで改善しないときは…

セルフケアを試しても改善しない場合、もしくは一時的に楽になってもすぐぶり返す場合は、手の使い方だけでなく、肩・背中・姿勢など他の要因が関与している可能性があります。

整骨院では、

  • 関節の調整や筋膜リリース
  • 筋肉のバランス改善
  • 再発しにくい体の使い方の指導
    などを組み合わせて対応します。

みゅう整骨院で行う施術とサポート内容

「病院では湿布と痛み止めだけだった」
「手をなるべく使わないようにと言われただけで、何をしたらいいか分からない…」

このように、明確な原因や改善策がわからず不安を抱えたまま来院される方が、整骨院には多くいらっしゃいます。

整骨院では、単に患部を見るだけでなく、「なぜそこに負担がかかってしまったのか?」という根本原因を全身から分析し、改善を図るのが特長です。

1. 施術前のカウンセリングと動作チェック

まずは、現在の症状やこれまでの経過、どんな動作で痛みが出るのかを丁寧にヒアリングします。

チェック内容の例

  • いつから痛むのか(突然 or 徐々に)
  • どんな動作で痛みが出るか(持つ・つまむ・握る)
  • 利き手・育児や家事の内容
  • スマホやパソコンの使用時間
  • 姿勢・肩や背中の緊張具合

日常の習慣から、「手に頼りすぎている場面」や「無意識の負担動作」が明らかになることも多くあります。

2. みゅう整骨院で行う主な施術内容

【筋膜リリース・関節調整】

  • 親指~手首周辺の筋膜をやさしくゆるめて、血流と柔軟性を改善
  • 手根骨や母指CM関節の可動域が低下している場合は、ソフトな調整でバランスを整えます

前腕や肩~背中の筋緊張の調整】

  • 親指の筋肉は、前腕の肘寄りの筋肉と連動しています
  • 肘・肩・肩甲骨まわりの緊張があると、手先だけで補おうとして痛みが出やすくなります

姿勢改善・体の使い方指導】

  • 猫背・巻き肩・片側ばかり使う習慣の改善
  • 手に頼りすぎない体の使い方を指導(特に育児中・仕事中の姿勢)

患者様の声をご紹介

30代女性(主婦)|スマホ育児で親指がズキズキ…

育児中、片手でスマホを持ちながら赤ちゃんをあやすことが多く、気づいたら親指の付け根にズキッとした痛みが。
整形外科では湿布だけでしたが、整骨院で「姿勢のクセと親指の使いすぎ」が原因だと分かり納得。
肩や肘の使い方まで見直してもらい、3回目くらいでかなり楽になりました!

40代女性(事務職)|PC作業+家事で慢性化

パソコン仕事と家事の繰り返しで、手首から親指の付け根までズーンと重く、サポーター生活に。
整骨院では、腕の筋肉や肩甲骨の硬さが原因だと指摘され、「そこも関係してたのか」と驚きました。
手技とストレッチ、姿勢指導で1ヶ月ほどでかなり改善。いまはメンテナンスで月1回通っています。

50代女性(パート勤務)|更年期の不調がきっかけに

更年期に入り、急に親指が痛くなり、フライパンを持つのもしんどくなって…。
整形では「年齢のせい」と言われただけで不安に。
こちらでは体のバランスや筋力の落ち方まで見てくれて、「全身で手をカバーする」という考え方がとても納得できました。今では買い物も楽になりました。

60代女性(自営業)|「治らない」と諦めていたが…

半年以上、親指の関節が腫れて痛みもあり、ずっと我慢してきました。
病院では注射を勧められたけれど、できれば自然に治したいと思い相談しました。
関節そのものへの施術とともに、毎日の生活動作を一緒に見直してくれて、徐々に腫れもひき、痛みが軽くなりました。もっと早く来ればよかったです!

まとめ|親指の付け根の痛みは、早めのケアがカギ

親指の付け根の痛みは、日常の中の「ちょっとした使いすぎ」「動作のクセ」が積み重なって起こります。

特に女性は、スマホや家事、育児、仕事などで手を酷使する場面が多く、気づかないうちに関節や腱に負担をかけてしまっていることも。

こんな方は要注意です

  • 以前よりペットボトルのフタが開けにくくなった
  • 親指の付け根がズキズキ・ピリッと痛む
  • 湿布やサポーターでは一時的にしか楽にならない
  • 病院では「異常なし」と言われたが痛みが続いている
  • また同じ痛みが出ないか不安を感じている

こうした症状がある場合は、親指の関節や腱、そしてそれを支える筋肉や姿勢に問題があるサインです。

整骨院では“使い方”から根本的に見直します

当院では、手の構造だけでなく、

  • 手首~肩~背中までの筋肉の連動性
  • 姿勢や骨格のゆがみ
  • 家事や育児・仕事での動作パターン

までを丁寧にチェックし、その人に合わせた施術とアドバイスを行っています。

一人で悩まず、まずはご相談ください

「このくらいの痛みなら…」
「年齢のせいだから仕方ない…」
そう思って我慢してしまう方も多いですが、早めのケアで改善は可能です

症状が軽いうちから適切な対処をしておくことで、痛みが長引くことを防ぎ、家事や仕事もスムーズに続けられます。

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※ただし、自己判断は禁物です。痛みが強い場合や、症状が改善しない場合は、必ず医療機関を受診し、医師の指示に従ってください。

※ 免責事項

  • 本記事の内容は、一般的な情報提供を目的としており、特定の治療法を推奨するものではありません。
  • 個々の症状や状態に最適な治療法は、必ず医師の診断と指示に従ってください。
  • 本記事の内容に基づいて行動し、万が一何らかの問題が発生した場合でも、当方では一切の責任を負いかねますのでご了承ください。