知っていますか?頭痛と低気圧の関係性

 
「雨の前の日など気圧の変化で頭痛がひどくて困っている。」
「気圧が低いと頭痛になるのは本当?」
「気圧が低い時に起こる頭痛の対処方法が知りたい。」
このように気圧の変化による頭痛でお困りではないでしょうか?
この記事ではそんな気圧の変化による頭痛の原因〜対処法までをお伝えしていきますので、お悩みの方は参考にしてみてください。 

どうして低気圧は頭痛の原因になるの?

低気圧が原因というよりは気圧の変化が原因と言われることが多いです。
標高の高い山の上や飛行機で高度の高い場所へ行くとに乗るとスナック菓子の袋がパンパンに膨らみますよね?実はあれと同じ原理で気圧の変化による頭痛も発生していると言われています。
高いところ=気圧の低い場所。袋の中の気圧は一定なのですが、高い場所へ行くと、外の気圧のほうが低くなるので、袋の中の気圧のほうが高くなり、結果として袋が膨らみます。
簡単に言うと、それと同じ現象が人間の血管にも起きて、脳の血管が拡張した状態となり頭痛のの症状を引き起こすとされています。
もともと頭痛持ちの方の脳や血管・神経は敏感なので、気圧の変化による血管の拡張で頭痛の症状が起こりやすいと考えられています。

自律神経も影響している!

頭痛以外にも低気圧になると、だるくなったり、眠けや意欲がでなかったりすることはありませんか?
これは耳の奥にある内耳という器官が気圧の低下をキャッチして「副交感神経」という休息モードの自律神経を優位にするためです。
自律神経のバランスが崩れて、副交感神経が過剰に優位になると、その働きによって血管が拡張して偏頭痛が起こることがあります。
普段、ストレス過多で交感神経を過剰に働かせている人が、休日にリラックスしたことで強く副交感神経が働いて偏頭痛が起きるのも同じ理由と考えられます。

思い込みによって起こっている場合もある

 

「自分は天気が悪かったり低気圧だと頭痛になる、つらい」という意識そのものが頭痛を呼んでいる可能性があります。
例えば、なにか楽しいことをしている間は痛みを感じにくいという経験はありませんか?
これと反対の天気が悪いから頭痛になりそうだな・・と落ち込むことが、頭痛を感じやすくなることにつながることがあるのです。
雨の日=頭痛というネガティヴイメージを変えるために、お気に入りの傘を見つける、女性であれば雨の日に映えるメイクをしてみるなど雨の日だからこそ楽しめることを探してみるのも良いかもしれませんね。

本当に頭痛は気圧のせい?

雨の日など気圧の変化がある日にだけ頭痛が起こっているのか、痛みがあった日やその前後の様子を記録して確認してみましょう。
雨が降っていない日には頭痛はでませんか?頭痛の改善やうまく付き合って行くためにはご自身の症状を正確に把握することが必要です。
雨の日以外にも頭痛があるとすれば、気圧以外の原因も考えられます。
日常的に頭痛に悩んでいる方にも有効な方法ですので、気になる方は一度チェックをしてみてはいかがでしょうか。

気圧の変化による頭痛の対処法

気圧の変化による頭痛は偏頭痛という種類の頭痛と痛み方が似ている場合が多いです。偏頭痛の際に行う対処法が有効ですので、その方法をいくつかご紹介します。
1・冷やす
血管が拡張しているので、痛い部分を冷やして血管を収縮させてあげましょう。お風呂やシャワーなどは逆効果ですので、控えましょう。
2・カフェインを摂る
  軽い片頭痛なら、頭痛が始まった時にコーヒーなどカフェインを含んだものを飲むと症状が軽くなることがあります。
コーヒーに含まれるカフェインには、血管収縮作用があるので拡張した血管を抑える効果を期待できます。
コーヒーが苦手な方であれば、緑茶や紅茶などカフェインを含む飲み物なら偏頭痛解消の効果を期待することができます。
3・静かな暗い場所で休む
偏頭痛では、光や音に過敏になると言われていますので、静かで暗い部屋でじっとしている方が良いです。
また、小さな音にも敏感に反応してしまうので、一旦頭痛が始まってしまったら、暗い静かな部屋でじっとしていましょう。

まとめ

頭痛が起きると何も出来なくなるほど辛いという方もたくさんいらっしゃるかと思います。
気圧のせいだ・・諦めずに気圧以外にも頭痛の原因がないかを知り、頭痛の起きにくい体にしていけるように日常生活で工夫をしてみることも重要です。
頭痛の改善のために体のケアをしてみたいという方はお気軽に当院までご相談くださいね。